まだ気を抜かないで!印鑑持参の場合の理由とは?

必要書類

必要書類の提出

面接のとき、わずかですが、印鑑を持参するように言われることがあります。
理由があるから持参を求めるわけですので、まずは理由を聞きましょう。
印鑑を必要とするためには、押さなければいけない書類があるということです。
その書類は一体何かということを聞くことは、何も悪いことではありませんので、はっきりと聞いてしまいましょう。

印鑑が必要になるケースとして、最も多いのが交通費を支給です。
新卒などで多いパターンですが、交通費を支給してくれる会社があります。
こうした会社の場合、支払いの証明として印鑑を求めてくるのです。
ほとんどの場合、サインでも済ますことができますが、請求書という書類の性格を考えれば、印鑑の必要性もわかるでしょう。

健康状態の確認をする際に必要とされるケースもあります。
健康状態の申告書などを必要とする仕事の場合、その書類に間違いがないということで押印を求めるのです。
基本として、書類に対する押印は任意にはなりますが、断る理由はほとんどないでしょう。

こうした申告書を受け取る以上、内定に近い状態と考えることができるからです。
もしも、採用したい意思がなければ、こうした個人情報の書類は返還してしまうでしょう。
企業としては、抱えたくないからです。

押印しても拘束力がないことが多い

個人情報に関する取扱いということで、押印を求められることがあります。
プライバシーマーク取得とともに要求するケースが増えてきていますが、本来は押印と関係はありません。
提出した本人の意思がどうであろうが、個人情報は適切に管理しなければいけないからです。
プライバシーマーク自体が拘束力のあるものではないため、押印する場合には明確な理由を尋ねたほうがいいでしょう・

最終的には、内定を出すつもりで印鑑の持参を指示していることもあります。
単純に言えば拘束です。
その場で内定を出すから判を押せといわれているということも考えておいたほうがいいでしょう。
法律的には、押印したところで拘束力はありません。
内定を断っても問題はありませんので、心配はいらないでしょう。

ブラックな企業の場合の手口

問題があるのは、条件の異なる契約だったりすることです。
ブラック企業と呼ばれるところが行うことがありますが、正社員の募集だったのにもかかわらず、今回は契約社員しかできないから判を押せというパターンがあります。
こうした言い回しは常套句ですので、一度考え直す時間をもらうほうがいいでしょう。

実際に違う職種の提案をされ、契約を結ぶというのもあります。
強引に迫られ入ってみたら、創造とは全く違う世界だったということも出てくるでしょう。
こうした一方的に不利益になる契約は、押印しても効力は発揮しません。

理由を聞くことは、何ら問題があるわけではありません。
三文判であろうとも、押印するという行為が重要となることがありますので、うかつに押すのではなく、理由を明確にしてもらうことが重要です。