商品の買い付けを行うバイヤー
仕入れをする業務は商品を販売する中でとても大切な業務です。
トレンドや価格を考えて売れるものを選んでこなければ仕入れた商品がきちんと販売できず利益が出なくなってしまいます。
またほかのお店が販売しているものと同じものを売っても意味がないですし、あまりにもとがったものばかりを売ってもなかなか利益が出ないです。
そこで商品を選ぶ際には程よくオリジナリティがありニーズのあるものを選んで取り扱うことが必要となります。
バイヤーが取り扱う商品はお店によって様々です。
洋服や雑貨、食品、家電製品などたくさんのものを取り扱っていますし、セレクトショップのような自由に商品を販売できる場所では雑貨や洋服、小物など様々なものをバイヤーの趣味で取り扱っているということもあります。
バイヤーは買い付けだけが仕事ではない
買い付けることがバイヤーの仕事として知られていますが、実際は他にもたくさんの業務を請け負っています。
例えば取り扱う商品が決まったら、販売する値段を決めたり商品のコンセプトを考えて販売戦略を練ったりすることもバイヤーに求められる仕事やスキルです。
ただバイヤーが気に入ったものを用意するのではなく、商品を販売していく際のコンセプトや販促方法といったものを見つけたうえで商品を入荷していかないと思うように利益が出なくなってしまいます。
また、自分がイメージした販売する方法を広報担当者や販売スタッフにもきちんと伝えイメージを共有することも大切です。
大きな小売店の場合にはテレビコマーシャルやインターネット広告の作成も必要ですからトレンドに合ったものを作り上げていくことが必要になり、バイヤーは買い付けた後も仕事があるのです。
バイヤーになるために求められるスキル
バイヤーは特に資格がなくてもできる仕事ですが、やはり誰でもなれるものではありません。
ファッション業界で仕事をする場合にはファッションの知識が必要になりますし、外国の商品を仕入れてくる場合には英語が話せることも必要です。
特定のジャンルの知識を持っているだけではなく、常にトレンドを知ったうえで幅広い知識を持っておくことが必要になります。
また、商品を販売するためには自分の店舗の売れ筋商品を分析することも必要です。
分析能力はとても大切でしっかりと流行する商品を見極めるためにとても役立ちます。
最近ではソフトも充実しており自分で手計算をしなくてもパソコンに情報を入力すると分析データをたくさん打ち出すことができるので、それを読み取っていき自社に必要な商品を正確に見極める力がとても大切です。
そのため、バイヤーに求められる資格やスキルはとても多岐にわたります。
営業関連の資格や分析能力、ファッション関連の資格など複数持っておく方が就職では有利です。